【登録販売者】第3章 主な医薬品とその作用”痔の薬”についての独学勉強法!

東麓販売者試験の痔の薬について解説

こんにちは、医療事務兼登録販売者のサトヨと申します。

こちらの記事では、登録販売者試験対策の第3章にあたる『痔の薬』について解説しております。

私は独学で登録販売者試験に合格いたしまして、テキスト4冊とYouTubeを使って学習しました。
大事なポイントを押さえ、スクロール形式で、みなさまの学習がはかどるよう記事をまとめましたので、宜しかったら活用していただけると幸いです。

痔は肛門付近の血管がうっ血し、肛門に負担ががかることによって生じる病気の総称です。
肛門部に過度な負担をかけたり、ストレスによって生じる生活習慣病のひとつになります。
主な病態は3つあり、まずは病態の特徴を学びしょう。

それでは解説に入らせていただきます。

目次

【登録販売者】痔の種類

    病態                  特徴
痔核(いぼ痔)

肛門内にいぼ状の腫れが生じたもの
内痔核:直腸粘膜にできた痔核(自覚症状が少ない
外痔核:肛門の出口にできた痔核(出血や痛みを生じる)

裂肛(切れ痔)肛門の出口から、やや内側の上皮に傷がついた状態
痔瘻(じろう)肛門内部の小さなくぼみに糞便のかすが溜まって炎症・化膿した状態
痔の病態と特徴
サトヨ

病態からどんな特徴か想像できますね✨
出来るだけ長時間座るのを避け、軽い運動によって血行を良くすることが予防につながります。

【登録販売者】痔の薬 市販薬を参考にした成分表

では、市販薬からどのような成分が配合されているのか見てみましょう!

注:あくまでも、どのような作用の成分が入っているのかご参考にして下さい。商品名(例:バファリンA・バファリンライトなど)によって、配合されている成分・成分量は変わります。

ボラギノール】(外用痔疾用薬:軟膏)

成分成分名成分量
ステロイド性抗炎症成分プレドニゾロン酢酸エステル     − 
局所麻酔成分リドカイン     −
組織修復成分アラントイン     −
ビタミンE成分トコフェロール酢酸エステル     −
【ボラギノール】の添付文書

内服用ジーフォー】(内用痔疾用薬)

成分成分名 成分量
止血成分カルバゾクロム     −
ビタミンE成分トコフェロール酢酸エステル     −
生薬成分セイヨウトチノミエキス     −
生薬成分乙字湯加大棗エキス     −
【内服用ジーフォー】の添付文書

成分一覧から、答える問題が増えてきています
お薬を販売する上で、飲み合わせ・副作用の観点から添付文書を確認することはとても重要なことです。

【登録販売者】痔疾用薬の種類は外用薬と内用薬の2種類

登録販売者:外用痔疾用薬

外用痔疾用薬は、痔核・裂肛による痛み、痒み、腫れ、出血の緩和と患部を消毒を目的とするものです。坐剤、軟膏剤、外用液剤があります。

登録販売者:内用痔疾用薬

内用痔疾用薬は、緩和な抗炎症作用、血行改善作用を目的とし、瀉下成分、整腸成分なども配合されています。

サトヨ

目的が違うため、外用薬・内用薬は併せて使用すると効果的とされています。※但し、同じ成分が重複してしまうと副作用が現れやすくなります。

【登録販売者】外用痔疾用薬の成分

外用痔疾用薬は、痛み・痒み・腫れ・出血・消毒を目的とした成分が入っています。
坐剤及び注入軟膏については、成分の一部が直腸で吸収されて循環血流中に入り、全身的な影響を生じることがあります。

登録販売者:局所麻酔成分

  • 痛みや痒みを和らげます。
主な成分名
リドカイン
ジブカイン
アミノ安息香酸エチル
外用痔疾用薬の局所麻酔成分表
サトヨ

成分に『〜カイン』とついていたら、局所麻酔成分です。

登録販売者:鎮痒成分(ちんよう成分)

  • 鎮痒成分として、抗ヒスタミン成分と局所麻酔成分が配合されています。痒みを抑える働きをします。

抗ヒスタミン成分

主な成分名
ジフェンヒドラミン
外用痔疾用薬の鎮痒成分名
サトヨ

ジフェンヒドラミンは、風邪薬にも登場します。身体を守ろうと働くヒスタミンを抑え、体の防御反応である痒みを和らげます。

局所刺激成分

主な成分名
クロタミトン熱感刺激)
カンフル(冷感刺激)
ハッカ油(冷感刺激)
メントール(冷感刺激)
外用痔疾用薬の局所刺激成分表
サトヨ

局所刺激成分は、局所への刺激によって痒みを抑えます。虫刺されのお薬にも配合されていますが、ひんやり冷たさを感じると痒みが和らぎますよね。

登録販売者:抗炎症成分

  • 炎症や痒みを和らげます。
成分主な成分名注意
ステロイド性抗炎症成分ヒドロコルチゾンステロイドを含むため、長期連用を避ける
ステロイド性抗炎症成分プレドニゾロンステロイドを含むため、長期連用を避ける
外用痔疾用薬の抗炎症成分表
サトヨ

ステロイドとは、私たちの体の中にある副腎という臓器で作られる副腎皮質ホルモンの1つです。長期連用すると、副腎皮質ホルモンが作られなくなったり、免疫力が低下したり、様々な副作用をもたらす原因になりますので、注意が必要です。

登録販売者:組織修復成分

  • 創傷の治癒を促します。
主な成分名
アラントイン
アルミニウムクロルヒドロキシアラントイネート
外用痔疾用薬の組織修復成分表
サトヨ

私は、『アラン』は修復してくれる!と覚えました。

登録販売者:止血成分

  • 止血成分として、アドレナリン作動成分と収斂保護成分が配合されます。止血効果を期待。

アドレナリン作動成分

  • 血管収縮作用による止血効果
主な成分名
テトラヒドロゾリン
エフェドリン
外用痔疾用薬のアドレナリン作動成分表

収斂保護止血成分

  • 粘膜表面に不溶性の膜を形成することによって、粘膜を保護・止血
主な成分名
タンニン酸
酸化亜鉛
外用痔疾用薬の収斂保護止血成分表
サトヨ

タンニン酸は腸の薬(止瀉薬)の腸粘膜保護としても配合されています。

登録販売者:殺菌消毒成分

  • 痔疾患に伴う局所の感染を防止
主な成分名
クロルへキシジン
デカリニウム
イソプロピルメチルフェノール
外用痔疾用薬の殺菌消毒成分表
サトヨ

クロルヘキシジンは、第3章公衆衛生薬の消毒液にも配合されていますので、殺菌消毒成分=クロルヘキシジンと覚えておいてください。

登録販売者:生薬成分

主な成分名作用
シコン殺菌、抗炎症作用
セイヨウトチノミ血行促進、抗炎症作用
外用痔疾用薬の生薬成分表
シコン

セイヨウトチノミのお写真が用意できず・・すみません。トチノキ科のセイヨウトチノキ(マロニエ)の種子を用いた生薬です。

登録販売者:ビタミン成分

  • ビタミンEは、末梢血管の血行を促して、うっ血を改善します。
主な成分名
トコフェノール酢酸エステル
トコフェノールコハク酸エステル
外用痔疾用薬のビタミンEの成分表
サトヨ

ビタミンE=トコフェノール!と覚えました。成分名が長いと覚えるのが大変ですね。

【登録販売者】内用痔疾用薬

  • 内用痔疾用薬は、抗炎症作用血行改善に作用する成分が入っています。

登録販売者:生薬成分

主な成分名作用
オウゴン(黄岑)抗炎症作用
カイカ(槐花)止血効果
カイカク(槐角)止血効果
内用痔疾用薬の生薬成分表
サトヨ

私は、『生薬が、黄金(オウゴン)に開花(カイカ)・改革(カイカク)して痔を治す』と語呂合わせで覚えました。

登録販売者:止血成分

  • 毛細血管を補強・強化して出血を抑えます。
主な成分名
カルバゾクロム
内用痔疾用薬の止血成分名

登録販売者:ビタミン成分

  • ビタミンEは、末梢血管の血行を促して、うっ血を改善します。
主な成分名
トコフェノール酢酸エステル
トコフェノールコハク酸エステル
内用痔疾用薬のビタミン成分表
サトヨ

ビタミンEは、外用薬と同じ成分が入っています

登録販売者:漢方処方製剤

体力主な漢方製剤名
体力中等度以上乙字湯(おつじとう)
体力中等度以下芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)
内用痔疾用薬の漢方処方製剤表
サトヨ

どちらとも、カンゾウを含む漢方です。

〈カンゾウの注意点〉
カンゾウを大量に摂取すると、グリチルリチン酸の大量摂取につながり、偽アルドステロン症を生じます。カンゾウは甘味料として食品にも広く用いられているので、摂取量に注意が必要です。

【登録販売者】痔の薬についてのまとめ

痔のお薬は、外用薬・内用薬の2種類があり、外用・内用では配合されている成分が異なりました。
外用薬は、痛み・痒み・腫れ・出血・消毒と目的が多様なので、成分の種類も多いです。
抗ヒスタミン成分やアドレナリン作動成分もあり、その成分の働きから生じる副作用にも注意が必要です。また、坐剤・注入軟膏は全身的な影響を受けることがあり、外用薬だからと安易に使用してはいけません。内用薬は生薬・漢方が配合されており、抗炎症作用と血行改善が目的となります。
3人に1人は痔疾患があるといわれており、生活習慣病のひとつです。なかなか難しいですが、長時間座ることを避け、軽めの運動をしたり、適度にストレスを発散させ、お薬に頼らない生活を送りたいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。本日も学習お疲れ様でした。

東麓販売者試験の痔の薬について解説

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